そもそも「費用の付け替え」とは
「費用の付け替え」について明確な定義が見つからなかったので、ここで定義してみます。
費用の付け替え(付替え、付替)とは、ある会計単位がいったん負担した(立て替えた)費用を、別の会計単位に負担させることです。
具体的には、次の場合です。
- ある会社が負担した費用を、他の会社に負担させる(請求する)こと(会社間取引・会社外取引)
- ある部門が負担した費用を、別の部門に負担させる(振り替える)こと(会社内取引)
「費用の付け替え」を英語で表現する
「費用の付け替え」を会社間で行うのか、会社内で行うのかによって、英訳が変わります。
他の会社に費用を付け替える場合(会社間の付け替え)
「他の会社に費用を付け替える」とは、「他の会社に費用を請求する」と言い換えることができます。
よって、この場合は、「費用の付け替え」は”a claim for expenses”や”a charge for expenses”と訳すべきでしょう。
また、「費用を付け替える」は”to claim an expense”や”to charge an expense”と訳すことになります。
例文
その費用は、A社に付け替えてください。
Please claim [charge] the expense to ABC corporation.
他の部門に費用を付け替える場合(会社内の付け替え)
「他の部門に費用を付け替える」とは、「他の部門に費用を振り替える」と言い換えることができます。
よって、この場合は、「費用の付け替え」は”cost transfer”や”transfer of costs”と訳すべきでしょう。
また、「費用を付け替える」は”to transfer a cost”と訳すことになります。
例文
その費用は、技術部から営業部に付け替えてください。
Please transfer the cost from Engineering Department to Sales Department.